「データを活かそう」カテゴリーアーカイブ

棋譜編集@コメント挿入と棋戦名変更

応用技術のため、この工程はお好みで使ってみてください

24名人戦の棋譜を棋泉にインポートする際
事前に棋戦名を変更しておくと後々棋譜検索をする際に
棋力別に調べ易い。また段位別に勝率を調べるなども容易となる

「複数行置換」を使用し、棋譜にコメント挿入と棋戦名変更を行っています
ダウンロードはここから

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このソフトは文字列置換ができる。わたしは24名人戦なら初手に棋戦情報入れており上の画像にあるように

●置換前
手数—-指手———消費時間–」

○換後
手数—-指手———消費時間–
*第19期24名人戦
*予選六段60人リーグ

と、設定すればよい。さらにこのソフトのいいところは複数行を一括文字列置換できることである。下図参照。

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棋譜編集@中断将棋

重複棋譜削除の次の工程

棋泉では「中断」棋譜をインポートできない。そのためインポート前に中断棋譜を編集する必要がある。膨大な棋譜の中から探すのは大変なので
「KifuBase」を使用している。
ダウンロードはここから

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「KifuBase」を起動し、棋譜をドラック&ドロップで簡単登録
※注意するべき点が1点ある。フリーソフト版では「KifuBase」に登録できる棋譜が1000棋譜までのため、1000を超える場合は気をつけてください。

登録後「結果」の並び替えをすると「中断」棋譜が容易に探せる
ここからは手作業になるが棋譜を並べて
棋譜ファイル選択し棋譜を右クリックから「エディタで開く」で開き
最終手「引き分け」を「千日手」or「持将棋」に編集し上書き保存

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さらに「手数」を並び替え短手数で将棋が終わっているものをチェック
10手以内で終わっている不思議な棋譜を削除するといいでしょう。

重複棋譜削除

将棋倶楽部24で棋譜収集後、棋譜の管理に棋泉を使用している。
棋泉に棋譜をインポート(ソフトに登録?)する前に少し手を加えており、紹介する。

対局者で棋譜収集すると棋譜が重複することがある。棋泉にも重複棋譜削除機能はあるものの、管理棋譜が多いと削除に時間が掛かかるため、インポート前に重複棋譜削除を行うのがいいだろう。

重複ファイル削除ソフトは多数存在するが私の使っているソフトは
「DupFileEliminator」である。
ダウンロードはここから

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使い方は感覚的にわかり易くなっている
(1)収集した棋譜を入れたフォルダを選択
(2)中央の検索条件「重複ファイル検索」⇒開始
(3)削除対象を選ぶ※「古いファイル」削除など
(4)削除実行

将棋倶楽部24の棋譜保存法@その2

その1で紹介した「クリッパー / CLIPFILE」と一緒に使うと便利な「ワンタッチキーボード」を紹介します。
ダウンロードはこちらから

このソフトは指定したマウス操作、キーボード操作を登録し操作させることができ、棋譜収集時間を大幅に短縮できる。
将棋倶楽部24の棋譜収集では棋譜ウィンドウを表示させ次の操作を行う。

(1)左上の「棋譜」を押す⇒※マウスの座標指定+左クリック
(2)「見る」を押す⇒※マウスの座標指定+左クリック
(3)棋譜をすべて選択⇒Ctrl+A
(4)選択部分をコピー⇒Ctrl+C
以前紹介した「Clipfile」を使うことにより棋譜ファイルが自動的に連番付きで保存される。
(5)棋譜ウィンドウを閉じる⇒棋譜windowと棋譜閲覧windowの2つを閉じる

※マウス操作の登録は(X,Y)座標指定となります。ショートカットキーと組み合わせれば使い勝手も良いです。

棋譜ウィンドウを準備しておけば(1)から(5)の連続操作で棋譜が保存できる。
今回紹介のソフトではボタンひとつに全ての動作を登録可能であるが動作間隔の時間指定が難しかしく次のように指定した。

(1)(2)Ctrl+S
(3)Ctrl+A
(4)Ctrl+C
(5)Ctrl+D 2回押す
と4つに割り振り「Ctrl」を押しっぱなしで
S→A→C→D→Dの繰り返しで棋譜を保存できるようにしています。
割り振りは自由に設定できるので参考にどうぞ。

将棋倶楽部24の棋譜保存法@その1

将棋倶楽部24の棋譜収集方法の紹介

基本知識として将棋倶楽部24の棋譜閲覧より目的の棋譜を探して棋譜をファイルを「Kifu for windows」などに一旦コピペして名前をつけて保存することになる。将棋倶楽部24棋譜保存方法参照

数局位ならこの棋譜保存方法でも問題ないのだが、例えば十傑や24名人戦の棋譜を集めてみたいと思うと半端無い。ちなみに私は2014年の24名人戦は6436局収集した。

今回紹介する棋譜収集支援ソフトは「クリッパー / CLIPFILE」である
ダウンロードページはこちら

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このソフトはクリップボードにコピーしたテキストを連番で保存できるところである。つまり棋譜再生ソフトを経由しなくてもよくなるわけだ!しかも拡張子を指定することができ、例えば十傑の棋譜なら
「150126十傑○○○.kif」
最初の6桁は保存日
+わかり易い名称
+連番のようにすると便利である。kifファイルとして保存すれば棋譜再生ソフトから容易に再生できる。また棋泉へも直接インポートできる形になっているので棋譜データベース作りにも役に立つ。

◎使用前の設定
・拡張子の設定:「ファイル」⇒「テキストファイル拡張子」
・上画像の中央より右にある「自動保存」をチェック
・基準文字列にわかり易い名称をつける
・連番形式で棋譜数にあわせて桁数を選ぶ

棋譜管理ソフト「棋泉forWin」

棋泉をダウンロード

長年棋譜管理ソフトには「棋泉forWin」を使用しています。
使い勝手がいいのですが、10年近くアップデートされておらず、今使っているWindows7にインストールすることができず、WindowsXPからプログラムファイルを移動して使っている状態でした。
先日フリープログラムを探すついでに調べていたら、棋泉を発見!製作元は変わったようですが、アップデートのおかげでWindows8まで対応したようです。
早速インストール!
データファイル(対局者名簿)に大幅な変更があったものの、それ以外では気になる点は無かった。過去のデータが膨大な方はデータファイルが古いものをそのまま引用できるので、古いデータを使うといいと思います。
利用者のコメントをいてみるとWin8では少々不具合があるようなのでバックアップをしっかり取ってから利用した方がいいかもしれません。ちなみに私はWin7を使用しているため、Win8の不具合は確認していません。

日本アマチュア将棋連盟発行の「アマレン」にて連載している「データを活かそう」を執筆している都築です。定期的に更新する予定です。