その1で紹介した「クリッパー / CLIPFILE」と一緒に使うと便利な「ワンタッチキーボード」を紹介します。
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このソフトは指定したマウス操作、キーボード操作を登録し操作させることができ、棋譜収集時間を大幅に短縮できる。
将棋倶楽部24の棋譜収集では棋譜ウィンドウを表示させ次の操作を行う。
(1)左上の「棋譜」を押す⇒※マウスの座標指定+左クリック
(2)「見る」を押す⇒※マウスの座標指定+左クリック
(3)棋譜をすべて選択⇒Ctrl+A
(4)選択部分をコピー⇒Ctrl+C
以前紹介した「Clipfile」を使うことにより棋譜ファイルが自動的に連番付きで保存される。
(5)棋譜ウィンドウを閉じる⇒棋譜windowと棋譜閲覧windowの2つを閉じる
※マウス操作の登録は(X,Y)座標指定となります。ショートカットキーと組み合わせれば使い勝手も良いです。
棋譜ウィンドウを準備しておけば(1)から(5)の連続操作で棋譜が保存できる。
今回紹介のソフトではボタンひとつに全ての動作を登録可能であるが動作間隔の時間指定が難しかしく次のように指定した。
(1)(2)Ctrl+S
(3)Ctrl+A
(4)Ctrl+C
(5)Ctrl+D 2回押す
と4つに割り振り「Ctrl」を押しっぱなしで
S→A→C→D→Dの繰り返しで棋譜を保存できるようにしています。
割り振りは自由に設定できるので参考にどうぞ。
将棋倶楽部24の棋譜収集方法の紹介
基本知識として将棋倶楽部24の棋譜閲覧より目的の棋譜を探して棋譜をファイルを「Kifu for windows」などに一旦コピペして名前をつけて保存することになる。将棋倶楽部24棋譜保存方法参照
数局位ならこの棋譜保存方法でも問題ないのだが、例えば十傑や24名人戦の棋譜を集めてみたいと思うと半端無い。ちなみに私は2014年の24名人戦は6436局収集した。
今回紹介する棋譜収集支援ソフトは「クリッパー / CLIPFILE」である
ダウンロードページはこちら
このソフトはクリップボードにコピーしたテキストを連番で保存できるところである。つまり棋譜再生ソフトを経由しなくてもよくなるわけだ!しかも拡張子を指定することができ、例えば十傑の棋譜なら
「150126十傑○○○.kif」
最初の6桁は保存日
+わかり易い名称
+連番のようにすると便利である。kifファイルとして保存すれば棋譜再生ソフトから容易に再生できる。また棋泉へも直接インポートできる形になっているので棋譜データベース作りにも役に立つ。
◎使用前の設定
・拡張子の設定:「ファイル」⇒「テキストファイル拡張子」
・上画像の中央より右にある「自動保存」をチェック
・基準文字列にわかり易い名称をつける
・連番形式で棋譜数にあわせて桁数を選ぶ
棋泉をダウンロード
長年棋譜管理ソフトには「棋泉forWin」を使用しています。
使い勝手がいいのですが、10年近くアップデートされておらず、今使っているWindows7にインストールすることができず、WindowsXPからプログラムファイルを移動して使っている状態でした。
先日フリープログラムを探すついでに調べていたら、棋泉を発見!製作元は変わったようですが、アップデートのおかげでWindows8まで対応したようです。
早速インストール!
データファイル(対局者名簿)に大幅な変更があったものの、それ以外では気になる点は無かった。過去のデータが膨大な方はデータファイルが古いものをそのまま引用できるので、古いデータを使うといいと思います。
利用者のコメントをいてみるとWin8では少々不具合があるようなのでバックアップをしっかり取ってから利用した方がいいかもしれません。ちなみに私はWin7を使用しているため、Win8の不具合は確認していません。
日本アマチュア将棋連盟発行の「アマレン」にて連載している「データを活かそう」を執筆している都築です。定期的に更新する予定です。
愛知県を中心に活動する将棋も指すサークル@通称:さくら総研