娘と将棋-その40 初心に返ってみる

娘たちの将棋をみていて、中終盤の手の作り方に疑問を持った。1手詰、3手詰の実戦問題を練習して解く能力が高くなった気になっていたが、詰ますまでの道のりがよくなかった。序盤中盤終盤の注意点を教えて物のごちゃ混ぜで覚えてしまい混乱しているようだったので、最近プレイしている桃鉄を例に序盤中盤終盤について教えてみました。

  • ぶっとび系で目的地の地域に行く
  • 急行系カードでゴール圏内に行く
  • スペシャルカードでゴール

 序中盤で駒得しても竜・馬の活用、囲いを崩す、守りの金を取りに行く手が遅い。長女は囲いの金を取りに行くときに少し離れた場所に銀を打ち、成銀を作り金銀交換を目指す。次女は、「と金」で金銀を取りに行けるが2筋で「と金」を作って5筋まで「と金」を移動するため手数がかかる。結果として初級者との対戦では次女の駒得が大きいため次女が強い。
 復習も兼ねて上の王と飛角で指してみました。娘たちが勝つのはいいですが、無駄な手が多いことが良く分かった。上右図の歩が3枚あるだけで理解度をみることもできる。一度邪魔な歩を取り左上図にするのが簡単だが、竜と馬の協力がないとできない。数日間を置くと抜け落ちが多いので、可能な限り毎日教えたい。

 理解度の確認として初期の王様の位置を色々変えて指している。少しはレベルを上げられたかな?

第26期24名人戦について

第26期24名人戦が2021年7月2日か8月29日にかけて開催された。名人決定トーナメントは9/25までだが、リーグ戦の結果だけまとめようと思う。

例年は新年1月から3月にかけて開催されるが、今年は道場の更新に伴い開催時期がずれたようです。奥さんには例年1-3月は将棋に集中すると宣言して結婚している身としては24名人戦の時期がずれたのは痛かった。

まずは、例年のデータになりますが、初段以上の全成績です。先手勝率は(先手)/(先手+後手)より算出していますので持将棋、千日手は含まれていません。

道場の更新に伴い対局結果情報が変わっていました。引き分け理由で千日手が加わった。

予選では40人八段リーグは都合が悪かったのか対局数少な目である。40人初段の半分だ。本選ではダブルスコアの対局数差はなく似たり寄ったりかな?勝率は全体では先手勝率0.506である。これは例年不思議なことに五段から三段にかけて勝率5割を切ることが多い。六段以上は無理攻めは受けきらないとなれないのではないかと推測している。

対局数については例年通り最終週の対局は少ない。第1週から第3週で対局数を稼ぐのが重要だ。ちなみに日にち別でみてみると金・土・日での対局差があまりないことがわかる。