▲7七金型 棒銀-その02

 まずは角換わり棒銀対策の早繰り銀の場合の変化。
 角交換後、棒銀を採用して左上図。右上図、定跡と比較して後手の右銀が間に合っていないのが大きい。
 左上図から△同歩▲同銀△同香▲同香△1六歩▲1八歩△4四銀まで左下図。
 ここまでは変化がないかなと思う。左下図からは途中後手から△1九角を打たれると難しい変化が多いのだが、狙い手順を進める。左下図以下▲2四歩△同歩▲1二角△3三桂▲2四飛△2二歩▲2一角成 35手図まで

35手図の▲2一角成が後手の一手遅れを咎める好手となる。ここから△7三銀▲1四飛の37手図となれば飛成を受けることができず先手勝勢だ。