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ノーガード戦法☆その4

棋譜データベースを調べた結果、一番有効な対策は左上図の▲2八飛である。左上図では28-8と先手が圧倒!先手の狙いは左上図以下△2七歩▲5八飛△7六飛 右上図となり、ここで▲7七歩とするのが大事で△2六飛▲8三角で下図。すぐには無いものの▲7七歩で▲7七銀とすると△7七角成から銀を取られ、△2八銀のカチコミがあり、下図の▲8三角を楽しみに受ける。後手は一歩得だが、角の活用が難しく苦労する展開となる。

一般的に角交換後、生角+1歩得と持ち角で互角とされている。下図以下は、▲5六角成から3四と2三の歩を取りに行く手を見せれば駒の損得がなくなり生角が負担となる。

151129-3

 

ノーガード戦法☆その3

その2で▲1一角成に変えて左図の▲3三角成がお勧め手順。攻め駒の欲しい後手は受けに駒を投入せず△6二玉と逃げて右図の▲6六馬と自陣に引き付ける。

右図の駒割りは飛車と金銀の2枚換えなのだが、先手は次に▲8七飛がある。(▲8三飛は△9九馬▲同馬△8二香がある)

右図から後手は無理攻め気味に動くのであとは、丁寧に受けきれば先手が勝ちやすいと思う。思うのだが、データベース上の結果は6-8で後手勝ち越し、この内3勝は私の勝ち星だったりする。お勧めと言いながら、実績を上げるには棋風の相性もあるのかな?

次回は実績もある対策について その4へ

ノーガード戦法☆その2

その1の続き

左上図の▲7七角が最善らしい。以下△8九馬▲1一角成△6七馬▲6九香 右上図にて後手が切れ筋とあるのだが、ここから△5三馬▲4八金 左下図これで収まってくれればいいのだが、△5八銀▲同金△3九馬 右下図 ここで先手に有効打がないと△5六桂や△5七銀で後手が押し切りそうだ。私の研究では右下図で▲5二歩からねじり合いになり先手一手勝ちだと思うのだが、先手が勝ち切るのは大変だろう。

B級戦法の達人では左上図に△同馬が最善となっているのだが、データベース上は3局のみで、△8九馬は36局となっており、今回の変化は後手も臨むところなのだろう。勝敗は五分五分である。

続く

 

ノーガード戦法☆その1

週刊将棋、B級戦法の達人で紹介されていた後手番の戦法、左上図のように△3二金を省略して△8六歩!以下▲同歩△同飛▲2四歩△同歩▲同飛△8八角成▲同銀△3三角 右上図。

狙いはここから▲2一飛成△8八飛成▲同金△同角成の下図。後手は瞬間駒損なのだが、ここから守備力にものを言わせる作戦。

私のデータベースでは、左上図までの局面は
2014年以前:289局、2015年:9局

右上図までの局面は
2014年以前:129局、2015年:0局

数値を見る限り、消えてしまった戦法とみていいだろう。続く

151123-3

 

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