第57期王位戦第3局☆横歩取り

王位戦第3局は先手羽生王位の横歩取り(実況棋譜リンク)となった。名人戦以降、羽生王位は横歩取りで勝てていないので、どういう展開になるのか楽しみなところである。第1図の局面を手元の将棋倶楽部24の2016年データベースで調べたところ18局▲10勝?△8勝。1局除いて十傑ばかりである。指している人は、バラけているので十傑の中での流行なのか?ちなみに1手前の局面は29局▲16勝?△13勝でやはり十傑ばかりだ。先手の3八銀型が珍しいようだ

そして封じ手の局面である第2図は将棋倶楽部24の2016年データベースでは3局▲1勝?△2勝だった。

以下▲4六角が2局▲1勝?△1勝と▲7三歩が1局▲0勝?△1勝だ。棋譜を並べてみると攻め合いになると先手は5筋に殺到される変化が多く辛いようだ。後手は金(かな)駒を渡しても桂香を5筋へ足すだけで一気に先手が崩壊しているように感じた。

明日の2日目、羽生王位の封じ手は▲4六角と予想する。そこから△1九角成からの攻め合いでどうなるのか?楽しみである。

「第57期王位戦第3局☆横歩取り」への1件のフィードバック

  1. 羽生王位の封じ手は▲4六角でした。対して木村八段は△7三歩といったん受けました。攻め合いを予想したけど外れでした。

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