2023年12月9日に岐阜県庁にて清流の国ぎふ 将棋フェスタ ミナモ戦の自戦記。スイス式トーナメント5回戦。
◆1R:参加者を見ると半分くらいは小中学生のようでした。初戦は岐阜県庁で団体戦で戦ったような気がする方との対戦。
私の後手で右玉の気配を感じ、1R-1図と相右玉を打診したら普通に囲われた。1R-2図、駒得して▲8七歩と温い手を指したが、▲9七角から▲5三歩成を目指すのが良かった。しかし悪いわけではなかったのだが、1R-3図が大悪手△5七歩のたたきに金を4八へ寄ったら△4八桂成で金を取られる。乱高下を繰り返し最後の勝負手が効いて1R-4図と王手放置を誘って逆転勝ち。切れ負け将棋ならではの勝負でした。
◆2R:研修会C2、岐阜の中学生県代表の子。どうやら優勝候補だったらしい。
私の後手で対四間に左美濃。2R-1図で勝負できると2R-2図まで進行したが、AI評価値は-1000と悪かった。対局中は形勢がいいと思いつつも2R-2図で△3六歩でどうしようと考えていたが、実戦は△4五歩で互角の形勢になる。形勢が激しく変動するなか、2R-3図と手筋とばかりに端攻めしたのが甘かったようだ。感想戦で2R-4図のとき△9四桂で怪しかったようだ。ここは端ではなく飛車を狙って▲4六桂だった。相手が勝負手を見逃してからは評価値のように一方的に良くなり勝ち切った。
◆3R:テーブルマーク低学年の部、優勝者ということを対局後に知る。どこかでみた名前だと思った。
大人げなく角換わり▲7七金型棒銀(実際は後手だから△3三金型)。「棒銀詳しくないんだよなぁ」というボヤキが聞こえ実は誘われている?と思っていたら、3R-1図の直前の△9四歩を指してきたから、棒銀で攻め倒した。3R-2図の類似定跡のように△1九角に▲2七飛としたが、この形は若干違うため▲2六飛が優ったようだ。評価値のように一方的展開で勝ち切った。
ここまでが午前の部で3局指した。1Rの劇的逆転、2Rは楽観して強気、3Rは研究の押切と3連勝。入賞が見えてきたがお昼を挟むと気が緩むこともあり油断はできない。午後の部へ続く。