角換わり早繰り銀

実戦から後手だったのだが、相手の方針転換もあり珍しい左上図の相早繰り銀の同型となった。今でもたまに読み返す「超急戦!!殺しのテクニック」を思い出しながら進めて右上図へ。ここから▲2三歩成△同金▲2六飛△2四歩▲3五歩となり、おかしいことに気づく。次の▲4五角が受けにくい・・・。実戦は何とか誤魔化して勝ち。対局後本を読み返すと、右上図で△2六歩ではなく△2七歩▲同飛△2六歩▲同飛△4四角から左下図。△4四角が好手で香車を取り▲2三歩成からの反撃に竜取りの△2二香!右下図の△2二香は記憶の中にあったが実現できずでした。

参考にしている棋書は1988年発行。定跡が進歩しても第一線で使える良書である。