2週目終わった段階で8-10で勝ち点37点、順位は5位。1位が勝ち点45、予選ボーダーの20位は21点でした。
3週目は1日2局戦って6対局3-3でした。勝ち点49点6位のほぼ現状維持。1位が勝ち点55点、予選ボーダーの20位は34点。最終週はさらく対局数が減ると思うが、予選通過は固いと予想している。
◆予選20R:後手-相右玉
お互い慎重な駒組が続く。△3三桂も考えたけど桂損の手作りは避けたけど、最善手だったようだ。玉頭から攻めたものの届かず負け。
◆予選21R:後手-居飛車対ダイレクト向飛車
中盤まで神経を使う将棋だった。図で素直に桂交換すればよかったのに△2六歩と欲張ったのが悪かった。読み筋通りに進んだけど盛大な読み抜けがあって敗勢となるが、勝負手が効いて大逆転勝ち。
◆予選22R:先手-角換わり腰掛銀vs早繰り銀
激しくいっても勝負できると思ったが、激しすぎた。▲4八金-▲2九飛型で待ちの体制とした方が良かった。悪くなってから差を維持できない将棋が多すぎ。
◆予選23R:後手-対ゴキゲン中飛車
前々から気になっていた変化を仕掛けられた。図の▲6五歩に△同歩は角交換から▲5五角で終わってしまう。実戦は△7三銀から6筋反撃の変化としました。AI最善手と比較しても悪くない。慎重に指して若干悪くなって中盤の要所で相手のミスがあり飛車をポロっと取れて勝ちとなった。
◆予選24R:後手-相掛かり
相掛かりと言っても信じてもらえないような局面。25年前に多様な形を多用していたが、4筋の位を取られているのが最後まで響いた。戦いが始まるまでは形勢を維持できたが、攻め合いとなってからは一方的に悪くなって負け。
◆予選25R:後手-左美濃vs四間飛車
事前調査で相手が四間飛車+風車調であることから左美濃から銀冠へ組み替えて戦った。図の△8四歩から歩交換ができると思ったが▲7四歩が思った以上に痛い。素直に△8四歩だった。途中形勢を悪くするも相手の歩切れを突いて勝負形に持ち込み最後は玉頭戦を勝ち切った。
1/12、13と手痛い4連敗、ここから流れを変えていきたいところだ。この日の結果は2-1と勝ち越すことができたものの第2週は2-5の大幅負け越しだった。
◆17R:先手-対筋違い角
筋違い角を指される。相手は飛車側に角を引く珍しい変化としたが、さくら総研に得意戦法としている人がいるから経験値はある程度ある。優位を拡大したが、図の△6五桂に▲6五同銀△同角とされて困ってしまった。形勢は急転直下、勝負手を指して1手を稼いで詰めろをかけることができ連敗は4で止まった。
◆18R:先手-角換わり▲7七金型棒銀
角換わり▲7七金型棒銀で▲1五銀に△4二角と受けられ、手持ちの角を活かそうと第二の駒組で下左図へ、ポイントを稼いだと思ったが互角の形勢だった。左下図で▲3五歩としたのは緩手で▲5六歩とした方が良かった。右下図の角打ちで攻勢に出られると読んでいたのだが玉頭戦となったときに戦力が足らず負け。
◆19R:後手-角換わり▲7七金型早繰り銀
いつもの棒銀ではなく早繰り銀。右桂と金を交換することができ一気に殺到。右図で△5八金と退路を封鎖して寄せ切った。1分くらいのAL検討だと△5八金の評価が低かったのは意外だった。
1日前は2連敗して盛り返したいところだったが、この日も2連敗して合わせて4連敗となってしまった。
◆15R:後手-△3三金型早繰り銀vs腰掛銀
図の局面で△5二金で悪くないと読んでいたが、▲7三歩成△同桂▲7四歩△7五歩からの攻め合いで、と金をが残ることを嫌って△7二金としたのが悪かった。▲5一角から馬を作られても何とかなると思ったのが間違えだった・・・。以降は指すだけ悪くなる展開でした。
◆16R:先手-角換わり77金型棒銀
上図では▲2七飛しかないと認識していたけど、▲2六飛の方がいいのね。△4四銀▲3八金で角を荷物にするの良いようだ。
終盤、長い即詰みがありそうだったけど10手超えそうということで受けきりでも勝ちと読んでいた。下図で▲7四玉で受けきりで勝ちと読んでいたら、△8四金から3手詰み・・・。下図では▲同成銀で簡単だった。
1週目を終えて7-5で3位。指し分けで行けば順位維持できるかなと臨んだ2週目金曜日。
◆予選13R-先手:へなちょこ急戦対ゴキゲン中飛車
対ゴキ中に「へなちょこ急戦」図で▲5三歩は考えたが次の手がわからなかったため、▲4四角から激しく攻め立てたものの無理攻めだった。▲5三歩-▲3五歩と仕掛けるのが良いようだ。間に▲7七角を入れるかどうかも微妙なところではある。別変化で▲3五歩があったけど手持ちに歩がない状態でできるか読み切れなかったのが敗因だ。
◆14R:先手-対角換わり四間飛車
80手目近くまで互角の形勢。途中踏み込んだ攻めを逃していたようだ。読んではいたものの図の銀取りにかまわず▲4一飛の攻め合いはやりにくかった。中途半端に受ける手を続けてしまい形勢を悪くして負けとなった。
24名人戦、40人三段リーグ3日目の将棋
◆10R:先手-▲7七金型角換わり棒銀
たまに指される△4四銀が厄介。▲1八歩を省略して攻められればいいのだが、最善を指されると厳しいようだ。結果は負け。
◆11R:後手-▲3三金型角換わり棒銀
数年この戦法指してるけど、△4六角は初めての変化。銀を上がった瞬間に△7五歩?しかし△7六歩の瞬間に▲7二金と受け途中から一方的な展開となって勝ち。
◆12R:後手-銀矢倉に雁木
角換わりを避けられると雁木系の将棋となる。銀矢倉で対抗してみた。一手損角換わりでよくみられる早繰り銀の手筋が来たものの角交換していないため威力半減、がっちり駒組で有利を拡大して押し切って勝ち。
24名人戦第1週は7-5の勝ち越しでいいスタートダッシュができた。
第30期24名人戦は679名、前回が601名だったので1割増だ。今回の予選は三段40人リーグで参加。
◆1R:後手-対嬉野流に向飛車
なるるさんの動画をみて試してみた。穏やかに進んで普通の引き角戦法となった。▲5三歩が確実な手で痺れた。終盤は玉の狭さがたたっていいところなく負けた。
◆2R:先手-角換わり▲7七金型棒銀
必殺の▲7七金型棒銀棒銀。中盤で優勢築いて勝ち。図の局面で▲4三成香としたけど逃がしてしまいそうな王手の▲4二角としてから▲4三成香とした方が良かった。結果は勝ち。
◆3R:後手-へなちょこ急戦対ゴキゲン中飛車
対ゴキには「へなちょこ急戦」細い攻めだけど棋風にあっているから勝ちやすい戦法。図の局面は前々から気になっていた局面。最善手を指されても評価値的にもやや悪から互角くらいの形勢とはいえ、激しすぎて指せなさそう。銀を上げられる前に仕掛けた方がわかりやすいようだ。途中で遅い攻めとなったが逆転には届かず勝ち切った。
第29期24名人戦予選が2023年1月6日から1月29日にかけて開催された。例年のように有段者の棋譜を収集して、日日・週別の対局数推移、先手勝率を算出してみました。
先手勝率について、40人リーグを見ると全てのリーグで先手勝ち越しである。過去の記録を見ると一部で後手の勝ち越しがあったのだが、先手何があったのだろうか?12人リーグは対局数が少ないため、参考に留める。
曜日ごと、週ごとの対局数推移。4週目は対局者とマッチングしないことによる要因が大きい。対局待ちが多かった。すべての週で言えることは土曜日の対局数が多いこと。本選も同じ傾向と考えられるので1,2周目の土曜日は予定を開けて対局を重ねるのがいいかな?
第26期24名人戦が2021年7月2日か8月29日にかけて開催された。名人決定トーナメントは9/25までだが、リーグ戦の結果だけまとめようと思う。
例年は新年1月から3月にかけて開催されるが、今年は道場の更新に伴い開催時期がずれたようです。奥さんには例年1-3月は将棋に集中すると宣言して結婚している身としては24名人戦の時期がずれたのは痛かった。
まずは、例年のデータになりますが、初段以上の全成績です。先手勝率は(先手)/(先手+後手)より算出していますので持将棋、千日手は含まれていません。
道場の更新に伴い対局結果情報が変わっていました。引き分け理由で千日手が加わった。
予選では40人八段リーグは都合が悪かったのか対局数少な目である。40人初段の半分だ。本選ではダブルスコアの対局数差はなく似たり寄ったりかな?勝率は全体では先手勝率0.506である。これは例年不思議なことに五段から三段にかけて勝率5割を切ることが多い。六段以上は無理攻めは受けきらないとなれないのではないかと推測している。
対局数については例年通り最終週の対局は少ない。第1週から第3週で対局数を稼ぐのが重要だ。ちなみに日にち別でみてみると金・土・日での対局差があまりないことがわかる。
2020年1月3日から始まった第25期24名人戦の予選データになります。12人リーグは対局が少ないため40人リーグのみの結果を掲載します。
上にあるその他は中断局、判定などで、勝率は先手勝ちと後手勝ちより算出しています。
一番の激戦区が初段リーグで507局!三段リーグの先手勝率が低いことが大変気になります。棋譜収集後、分析できたら発表しようと思います。(期待薄・・・。
自分の参加した四段b40人リーグは先行逃げ切り型。最後の週は対戦相手が居なくてどうなってるの?と思ったけど、このリーグ特有のものだったようです。他リーグでは最多と最小の差が3倍以上離れているものはなかった。
愛知県を中心に活動する将棋も指すサークル@通称:さくら総研