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戦術力 その2☆将棋ウォーズ

左図が4月17日、右図が4月19日この間6局指しています。3分切れ負け1局、10分切れ負け5局。内容は相手から早々に定跡型を外れ、横歩取りを拒否され、後手無理やり矢倉であった。

定跡の整備されている相矢倉、対振りには居飛車急戦を指していけば戦術力が上がると仮定して指してみようかな。

横歩取り △4五角戦法対策☆その2

その1の直リンク

将棋ウォーズの10分切れ負けの将棋から。△4五角戦法に対して第1図の局面で対戦相手は通信障害かと途中で思うほどの2分の大長考!竜を取り合い第2図の△3一歩!感覚的に先手がいいはずだが次の手が難しい。後手も手持ちに飛車があるため、単純に▲2二角だと△2四飛と打たれて困る。本譜は第2図以下▲8五飛と両取りをかけたが飛車が対して役に立たずいいところがなかった。最善は▲6五桂か▲6八玉あたりだろうか?

将棋ウォーズ棋譜

第74期名人戦第1局の横歩取り

第74期名人戦第1局▲羽生名人ー△佐藤天八段戦。手元のデータベースで棋譜研究をしてみました。データベースは2016年収集棋譜とそれ以前に収集していたものの2種類で研究した。先手+後手が総対局数と合わないのは千日手、中断局があるためである。

A:2016年収集棋譜 5436局?▲2787?△2536
B:2015年までの収集棋譜 120582局59633?59458

◎第1図△3三角まで
A:309局(5.68%)187?119
B:6176局(5.12%)3163?2970
・横歩取り△3三角戦法となる割合は若干増えているかなというレベルのようです。

◎第2図△7二銀まで(割合は第1図から第2図となる割合)
A:74局(23.95%)42?32
B:178局(2.88%)99?79
・2016年の横歩取り△3三角戦法の1/4は第2図となるようだ。割合が10倍違うのは、以前は△8五飛戦法や中原玉などが主流だったためと考えられる。

◎第3図▲3六歩まで
A:2局2?0
B:1局1?0
・名人戦第1局で現れた局面なのだが、実践例がほぼないことに驚いた。先手を持った羽生名人が勝っているため今後増える可能性がある。ただ類似局面として第3図から居玉、▲4八銀型の山崎流の将棋はB:17局13?4と先手が圧倒しており、掘り下げても後手にいい展開は少ないのかもしれない。

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第21期24名人戦本選まとめ

24名人戦本選リーグを初段以上ですがまとめてみました。本選リーグは20人リーグ。すべて対局が行われた場合190局。実質150局くらいと予測していたら下の表のようにほぼ予想通りの結果でした。全体的に先手の勝率が高い。個人成績は先手9-3、後手1-4なので、先手番からみると13-4である。三段aリーグの先手勝率上昇の原因のひとつであるw私のように極端に先手勝率が高い人が2人でもいれば先手勝率6割も不思議ではない。逆に後手が得意な人がいるはずだが、そこまでのデータ分析はできていません。

参考リンク
第21期24名人戦予選まとめ☆その1
第21期24名人戦予選まとめ☆その2

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続いて、点数差の対局割合をグラフ化してみた。点数差50点刻みにしてあります。100点差未満に約50%、200点差 だと約80%となるようだ。

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ゴキゲン中飛車に▲5八金右超急戦☆その4

その3の続き でゴキゲン中飛車▲5八金右超急戦△5七歩の変化について

引き続き△3三角の前に△5七歩と打たれた場合の変化。第1図で▲6六香が目に付くが△5七歩を咎める手として第1図で▲6三桂成がある。第2図は当然△同玉で狙いの▲1八角!第3図が気持ちのいい端角だ。この王手を受ける手段が5四に桂か銀を受けるしかなく、▲5五歩の追撃が厳しいのだ。以前、将棋ウォーズにて第3図で投了されたこともあり、ゴキゲン中飛車側からみると戦意を消失するレベルなのかもしれない。

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ゴキゲン中飛車に▲5八金右超急戦☆その3

その2の続き でゴキゲン中飛車▲5八金右超急戦△5七歩の変化について

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第1図(20-12)は分岐点のひとつ。第1図以下は主に2変化あり▲7五角(9-3)、▲1一竜(8-8)である。(カッコ)内はデータベース上の勝敗だ。この結果をみると本筋は▲7五角のようだ。以下は第2図や第3図のような進行となる。後手がなかなか歩切れ解消ができず、忙しい局面が続く。

その4へ

第21期24名人戦予選まとめ☆その2

各リーグの勝率を出してみました。一般的に最低データ数は100以上が好ましいと言われているので、12人リーグは対局数も少ないので参考データとなります。

勝率は引分、中断局などを除いた先手勝ちと後手勝ちから求めてあります。基本的に先手勝率が高くなっている。四段a、三段bが後手勝率が異様に低いものの六段から初段bまでの通算では先手1608勝1573敗で勝率0.506でバランスが取れている。

ちなみに通常レーティング戦では400点差は点数の低いものが先手となるのだが、24名人戦では振り駒となります。なので、点数差による勝率の偏りは少ないのかなと思います。参考に初段以上の点数差ベスト10を抜き出してみたらすごかった。

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参考:第21期24名人戦予選まとめ☆その1

第21期24名人戦予選まとめ☆その1

昨年に引き続き24名人戦の予選データをまとめている。昨年まではアマレン誌上で公開していたので、その延長戦上になるのかな。関連記事はタグの24名人戦を参照

昨年の予選は60人リーグ、15人リーグだったのが、今年は40人リーグ、12人リーグ。期間も6週×3日が4週×3日となった。対局数が1リーグあたり昨年と比較すると44%となる。参考までに※に昨年の六段、五段、四段の60人リーグの対局数と、40人リーグに換算した対局数を計算してみると、6週から4週に変わっても同等の対局ボリュームだったように感じる。

(40×39÷2)÷(60×59÷2)=0.44=44%

★40人リーグ 予選最終結果
六段 |312局  ※849局×0.44=374局
五段 |357局  ※924局×0.44=407局
四段a|361局  ※682局×0.44=300局
四段b|326局
三段a|438局
三段b|483局
二段 |288局
初段a|438局
初段b|424局

12人リーグも昨年の15人リーグと比較すると、昨年最多の三段cの74局、本年三段aの48局。換算するとほぼ同等であるが、少ないところは本当に少なく1週1局以下のペースのところもある。忙しい人向けなので、12人リーグは土日のみと絞るのもあるのかなと思った。

(12×11÷2)÷(15×14÷2)=0.63=63%

★12人リーグ 予選最終結果
六段a|41局  ※54局×0.63=34局
六段b|12局  ※68局×0.63=43局
五段a|22局  ※54局×0.63=34局
五段b|23局  ※65局×0.63=41局
四段a|23局
四段b|13局
四段c|35局  ※34局×0.63=22局
四段d|40局
三段a|48局
三段b|25局
三段c|36局  ※74局×0.63=47局
三段d|27局
二段a|49局
二段b|47局
二段c|33局
初段a|15局
初段b|33局  ※初段c 11局×0.63=7局

 

棋泉の読み取り専用解除方法

棋泉の使い方について、コミケ89にて限定頒布する棋譜集の説明も兼ねます。

ROMから棋譜データを読み込むと下のように読み取り専用で使用できないとエラーが表示されます。

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一度、デスクトップなどにフォルダごと移動して、フォルダ内のファイルをすべて選択してください

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選択後、右クリックから赤マルのプロパティを選びます

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「読み取り専用」のチェックを外して準備は完了。あとは棋泉で読み込みできます。

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棋泉の詳細棋戦入力方法

棋泉の使い方について、コミケ89にて限定頒布する棋譜集の説明も兼ねます。通常設定のままだとプロ棋戦のみの登録となっており、個別で棋戦名、たとえば、町内大会、学生大会などを入れたい場合、知っていると役立ちます。

(1)設定→棋戦名登録/変更

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(2)棋戦名登録・変更画面で棋戦名を登録します

既存の棋戦名を上書きすると、登録されている棋戦情報が変更になるので注意。

(3)棋戦名登録後に右クリックすると棋戦名詳細が編集できます

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(4)棋戦名詳細は、たとえば順位戦でA級、B級1組を区別したいときに便利な機能。私は24名人戦だと段位別に下の用に設定している。また東京道場の棋譜は十傑、高段者の持ち時間別で設定している。

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