2014年の24名人戦で遭遇した将棋より。初手▲7八飛戦法。
2手目の△3二飛には何度か遭遇したが初手からでもあるのかと、飛車先を伸ばして通常の三間飛車かと思っていたら図の局面。
飛車先交換を許しても、角筋を開けたまま石田流の狙いのようだ。実戦は以下△8六歩から歩交換をしたものの戦果は上がらず負け。
同一局面が無いかと探してみたら、2013年以前は2局だけ、今年集めた棋譜では32局。全体の0.36%であるが今年延びる戦法なのかもしれない。
先手は陣形が低いため飛車交換を強要されることもあり居飛車に苦労が多そうある。
2015年度は10841局中26局で採用率0.24%でした。
アマレン285号掲載「データを活かそう」より加筆