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先手石田流▲3九玉型

将棋ウォーズでの実戦より。先手の石田流に対して左美濃。後手が、えんじゅです。
石田流の工夫が3九玉型なのと左図の▲2六歩である。
△5四歩を誘導する手待ちだと思い△9四歩としたら、▲2五歩△同歩▲1七桂で困ってしまった。
右図から次の▲2五桂で角が動けないのだ。△4四歩と角道止めるのは構わず桂馬を跳ね、下図で石田流優勢となる。対策は未だ不明・・・。

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三間飛車に居飛車急戦@その3

対三間飛車の居飛車急戦で、たまに実現する手筋に左上図の仕掛けがある。これで居飛車良しになるのだから急戦はやめられないwww
△同歩は角交換から▲4三角の飛金(桂)取りが受からないのである。
△同歩と取れないため△5三銀と応援に行くのだが、▲4四歩から更に進撃!数手進んで下図。居飛車急戦成功指標に飛角創交換は振り飛車良し、角交換は居飛車良しとある。角だけの交換つまり振り飛車に飛車をさばかせない下図は居飛車急戦の理想である。
三間飛車の失策は▲4六歩に△5二金左を後回しにしたことだった。

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三間飛車に居飛車急戦@その2

三間飛車に居飛車急戦の続き
左上図から▲5三桂不成に△5二金ではなく△6二角もある。▲6一桂成と金を取ると4四の金に角の紐が付く狙いだ。
そこで先に▲4四角と金を取ると右上図の△4一飛が返し技となる。
次の一手が10年ほど前に発見した新手▲2六角!角に紐をつけることで下図では居飛車良しとなる。定跡外伝にも紹介されたのだが、ご存知のように三間飛車に急戦を仕掛けることが稀なため自分でも実戦で一度しか現れたことがありません。

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三間飛車に居飛車急戦

三間飛車には穴熊が有効であるためあまり見かけることの無い居飛車急戦!穴熊が苦手なため左美濃を良く使っているのだが、思わしい結果が残せていなかったので久しぶりに急戦を使用してみた。
まずは左上図の▲5五歩!玉側の歩は突かない方が居飛車がいいらしいが振り飛車が先に突いてきたら相手にしないといけないのも知らないといけない変化だ。
数手進んで右上図。羽生の頭脳には2手前の▲2一銀成を取って居飛車良しとしているのだが、実際は▲1五桂を入れて無理やり飛車を追っ払い▲4五桂としなければいけない。
左下図になって角で金が取れるからといって飛び出すと▲4四角には△4一飛が痛打・・・。左下図では▲5三桂不成が最善で、△5五歩と金を守ると▲6一桂成△同銀▲3二金で飛車が詰み!
最善を尽くすと右下図にたどり着くのだが、ここでの居飛車の指し手が問題なのだ。先ほどと同じように▲3二金は△4三銀の切り返しがあり失敗。
最善はわからないのだが右下図では▲8八角から次の▲3二金ではないかと思う。
飛車得になるがそっぽの金桂をどう評価するか?実戦は右下図の少し前で相手が変化したため、居飛車の優勢となった。

初手▲7八飛戦法

2014年の24名人戦で遭遇した将棋より。初手▲7八飛戦法。
2手目の△3二飛には何度か遭遇したが初手からでもあるのかと、飛車先を伸ばして通常の三間飛車かと思っていたら図の局面。
飛車先交換を許しても、角筋を開けたまま石田流の狙いのようだ。実戦は以下△8六歩から歩交換をしたものの戦果は上がらず負け。
同一局面が無いかと探してみたら、2013年以前は2局だけ、今年集めた棋譜では32局。全体の0.36%であるが今年延びる戦法なのかもしれない。
先手は陣形が低いため飛車交換を強要されることもあり居飛車に苦労が多そうある。

2015年度は10841局中26局で採用率0.24%でした。

アマレン285号掲載「データを活かそう」より加筆

150805

3手目▲7五歩 先手石田対策

左図の先手早石田に久々遭遇。
※後手居飛車が自分です

左図から後手からの角交換があり先手石田流が上手く行かないとされており、通常は左図の▲7八飛に変わり▲6六歩がよく指されている。
左図の出現割合は

2014年までの207625局で
205局0.0987% 97-101中断7

2015年収集棋譜 9828局で
7局0.0712% 2-5

左図から数手進んで右図。ここから後手の主要作戦は3つ。※2014年までの棋譜データから
△7三歩 74局 35-36 中断3
△6四歩 15局 5-10
△9二飛 13局 7-6

出現割合の多い△7三歩は意外なことに五分五分
後手居飛車も最善を指しきれずにいい勝負となっているのだろうか?

私のお勧めは△6四歩である。△7三歩の変化では馬の活用が難しく歩損してでも馬を引いた方がいいように思う。
また、将来の△6六歩が好手になりやすいのもいいところだ。