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山崎隆之の一手損角換わり

一手損角換わりを指すことはないのだが、受けて立つときは早繰り銀を多用している。本書のタイトルから基本的に一手損角換わり側の視点で書かれているのだが、受けて立つ側も細かく解説されており参考になります。

実戦では流行が下火となったのか、以前より遭遇率は下がっているように思う戦法ではある。

ラノベ「りゅうおうのおしごと!」の主人公も一手損角換わり使いらしい。

一手損角換わり早繰り銀@その2

その1の続き
狙いは先手が3筋で動いた直後の玉頭強襲!
左図の銀取りが痛打でここで▲2四歩の攻めあいは△7六歩から玉頭を抑えて、△3五飛▲2三歩成△2七歩▲同飛△4五角▲3六歩△2三金で右図のような進行が予想される。
先手は銀損で角のラインに玉がいるのが辛い。
実戦では玉頭を治めたものの銀損が大きく後手が良さそうだ。
後手はその後、下図のように右側に囲い押し切った。

150921-4

一手損角換わり早繰り銀@その1

一手損角換わりに早繰り銀を多用している。データベース研究で見つけた面白い変化を紹介する。
竜王戦の渡辺-丸山戦以降左図の5筋を付く早繰り銀を使用している。
私の実戦を見直してみると後手の腰掛銀と右玉と大半なのだが、十傑の将棋をみていると右図を発見した。

続く