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対四間飛車▲4五歩早仕掛け

対四間飛車▲4五歩早仕掛けから。(後手なら△6五歩早仕掛け)

最近、将棋ウォーズにて三間飛車の変化から第1図となることが6回発生。原因は2016年4月からのNHK将棋講座「村山 慈明の知って得する序盤術」だと思われる。たまたま見ていたら、四間飛車vs居飛車急戦▲4五歩早仕掛けにて四間飛車側の裏定跡として第1図のような▲7四銀が紹介された。四間飛車の左金が5八だったか、4七だったかは定かではないのだが、4七金なら第2図となる。

狙いは▲6三歩からの攻め合い。▲7三銀成‐▲6五桂の用も見ており居飛車側は対応を知らないと対策に苦慮する。この▲7四銀は定跡書では見かけないが2000年頃、学生準名人になった後輩に第2図を指され一時期研究していたものの約15年ぶり、細かい変化なんて覚えていないwww対四間飛車では先手:左美濃、後手:居飛車急戦で対抗しているので、当時の棋譜を並べなおしてみようと思う。手元の最古の棋譜は2000年5月11日でした。

続く

対四間飛車@その4

その3の続き

▲1七角は▲7一銀をみた手。再度飛車交換し△2七飛とすると、左図の▲7四桂!

以下は王手と詰めろの連続で後手は受けきることができず、右図で先手勝ち。序盤型にはたまらない研究のみで勝ち♪

その後、振り飛車の研究が進み、その1で掲載した39手目以降、銀交換せずにかわす変化や、藤井システムの影響で△3四銀型が増えたため、実戦で使うことが減り、使わなくなってしまった。

対四間飛車@その3

その2の続き

△2七飛に▲2一飛と打ち合うと左図の△3二銀で飛車が助からず、▲2二飛成からの飛角交換しか無さそうだが、ここで、1筋を突いた手を活かして、▲2八歩△同飛成に▲1七角!

▲2八歩に△2一銀は、以下▲2七歩△2八飛▲4一飛△3二銀▲1七角で右図と同様の変化に合流する。・・・続く

対四間飛車@その2

その1の続き

ストレートに進むと左図のように飛車交換となる。一般的に角交換だけなら居飛車良し、飛車交換もしくは、飛角総交換なら振り飛車良しと言われている。先手が先に桂馬得できるのだが、飛車交換後、後手の角筋を止めるために▲6六桂と受けるため手番を渡し右図となると、居飛車が先に桂得していてもすぐ取り返されそうで悪そうに見える。・・・続く

対四間飛車@その1

2000年の実践から。先手がえんじゅで対四間飛車に居飛車急戦を採用。大学生時代に重点を置いて研究していた将棋だ。

左図29手目で仕掛ける。△1三香は当時まま見られた形である。違いについては省略します。左図は無理筋と言われていたのだが、当時の研究で指せると考えており右図へ。

のちのち右図が分岐点であることがわかるのだが、後手がストレートに角銀交換した場合を進めてみる。・・・続く

対振り飛車の居飛車急戦の心得

実戦から後手が、えんじゅで先手四間飛車に対して居飛車急戦。居飛車急戦であまり知られてないことがある。それは居飛車急戦は受けの戦法であることである!

居飛車急戦は角交換して飛車先突破が目標である。また戦法の特性上、先に動かなければならない。経験上振り飛車は桂損くらいしても飛車をさばいてしまえば作戦勝ちになる。振り飛車の飛車を隠居させても、ひたすら受けきらなければならないことが多いため。終盤では左図のように受けだけの金打ちでねばる事も多くなる。

受けつつ勝ちを目指すためか玉がひとマス挟んで向かいあうことや右図(▲えんじゅ)のようなギリギリの終盤戦となることが多い。受けの戦法であることを認識するだけで見え方に変化があるとは思うがどうだろうか?

三間飛車に居飛車急戦@その3

対三間飛車の居飛車急戦で、たまに実現する手筋に左上図の仕掛けがある。これで居飛車良しになるのだから急戦はやめられないwww
△同歩は角交換から▲4三角の飛金(桂)取りが受からないのである。
△同歩と取れないため△5三銀と応援に行くのだが、▲4四歩から更に進撃!数手進んで下図。居飛車急戦成功指標に飛角創交換は振り飛車良し、角交換は居飛車良しとある。角だけの交換つまり振り飛車に飛車をさばかせない下図は居飛車急戦の理想である。
三間飛車の失策は▲4六歩に△5二金左を後回しにしたことだった。

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三間飛車に居飛車急戦@その2

三間飛車に居飛車急戦の続き
左上図から▲5三桂不成に△5二金ではなく△6二角もある。▲6一桂成と金を取ると4四の金に角の紐が付く狙いだ。
そこで先に▲4四角と金を取ると右上図の△4一飛が返し技となる。
次の一手が10年ほど前に発見した新手▲2六角!角に紐をつけることで下図では居飛車良しとなる。定跡外伝にも紹介されたのだが、ご存知のように三間飛車に急戦を仕掛けることが稀なため自分でも実戦で一度しか現れたことがありません。

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三間飛車に居飛車急戦

三間飛車には穴熊が有効であるためあまり見かけることの無い居飛車急戦!穴熊が苦手なため左美濃を良く使っているのだが、思わしい結果が残せていなかったので久しぶりに急戦を使用してみた。
まずは左上図の▲5五歩!玉側の歩は突かない方が居飛車がいいらしいが振り飛車が先に突いてきたら相手にしないといけないのも知らないといけない変化だ。
数手進んで右上図。羽生の頭脳には2手前の▲2一銀成を取って居飛車良しとしているのだが、実際は▲1五桂を入れて無理やり飛車を追っ払い▲4五桂としなければいけない。
左下図になって角で金が取れるからといって飛び出すと▲4四角には△4一飛が痛打・・・。左下図では▲5三桂不成が最善で、△5五歩と金を守ると▲6一桂成△同銀▲3二金で飛車が詰み!
最善を尽くすと右下図にたどり着くのだが、ここでの居飛車の指し手が問題なのだ。先ほどと同じように▲3二金は△4三銀の切り返しがあり失敗。
最善はわからないのだが右下図では▲8八角から次の▲3二金ではないかと思う。
飛車得になるがそっぽの金桂をどう評価するか?実戦は右下図の少し前で相手が変化したため、居飛車の優勢となった。