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娘と将棋-その82-231001こども将棋大会

2023年10月01日大須商店街の万松寺白龍ホールにて「こども将棋大会」が開催された。昨年の名古屋ふれあい将棋フェスタに対応する大会とみられるが、今回は〇〇杯とか△△将棋大会などなく単純に「こども将棋大会」とあるだけだった。会場には豊田自動織機杯とは書かれていました。大須商店街、万松寺、朝日新聞(主催)や豊田自動織機(特別協賛)を冠して、のちのち参加者に記憶に残るような名前の大会名にしてほしいと思う。

大会は小学生各学年単位で行われ、午前は低学年、午後は高学年の2部構成。長女5年生、次女3年生ということもあり朝から大須商店街へ。AM9:20開会式は今までにない早い時間でした。

◆大会の結果
長女 予選□●〇(□は不戦勝)
次女 予選●●

指導対局は2人とも齊藤裕也四段と6枚落ちで戦い2人とも負けでした。娘たちによると齊藤先生は容赦ないと言っていた。過去の2人の対戦成績も6枚落ちで1-4と負け越し。

データを活かそう-230924大曽根商店街通り将棋大会-自戦記

データを活かそう-230924大曽根商店街通り将棋大会-準備編の続き

 予選は4人1組の総当たり戦。1人全勝、3人1勝2敗の場合、1勝2敗から抽選で1人が予選突破する方式でした。初戦は自分の対局に集中しつつも隣の対局も気になるところ。持ち時間は15分切れ負け、タイムテーブルを見ると10分切れ負けかと心配していたが+5分の差は大きい。気合を入れて予選1R対局開始。

◆予選1Rは角換わり▲7七金型棒銀。予選1R-1図で△1三歩と受けたことから形勢が傾き、予選1R-2図の手筋が決まった。思いのほか1Rが早く終わり隣の対局を見ると、横歩取り青野流-△3三角戦法。レベル高くない?時間もギリギリまで使って攻防がすごい。一方、隣のテントは大田さんが無双状態で進行めちゃ早。

◆予選2Rは裏技△2三歩戦法を打診したが、相掛かりに落ち着く。序盤早々1筋を詰められる。風貌からも強者オーラが出てるし、酷くなるかもしれないけど、勝負手を放つも的確に咎められ負け。大会前に予選2位通過とか考えていたけど、次負けたら予選落ちもチラついてきた。評価値からもこちらに形勢が傾くことはなかった。

◆予選3Rも相掛かり。2Rのやり返しと予選3R-1図と9筋を詰めポイントをあげ、中住まいから美濃囲いへ組みなおし成功。予選3R-2図で△同金▲同桂△4六角と大技が決まって予選2-1で2位通過となりました。

 決勝はトーナメント戦。優勝候補の畠山さんと予選で同じリーグで1位通過した人は同じ山になり、私と同じ山には大田さんがいて、順当にいけば準決勝で当たる。決勝1Rは対四間飛車に、へなちょこ急戦を見せたら3二銀待機型だったので、腰掛銀にしようとしたのだが、▲4七銀に△4三銀となったため決勝1R-1図と仕掛けた。評価値的には微妙だったようで次からは腰掛銀にしてみよう。結果的には咎められず右四間に組みなおしでき決勝1R-2図と後手が4筋を支えるために上がった5三金を桂不成で取る。飛車を取ってくれば▲6一桂成が詰めろのため技ありとなった。相手の方の名前をみて30年前に中日本名棋会で何回か対局した方かなと思っていたら、対局後話しかけられました。お互い名前を見て気にしていたようです。

◆決勝2Rは対ゴキゲン中飛車となり、へなちょこ急戦で対抗。今回の大会で一番事前研究した形。決勝2R-1図で△6三金としたのだが、ここでは△同歩の方が良かったようだ。▲同飛に△8六歩で攻めればよかったようだ。本譜の順も悪くなく決勝2R-2図と相手の飛車を抑え込み決め手を与えずに勝ち。結局へなちょこ急戦を研究したのに、この対局しか使えなかった。

次は準決勝、事前予想どおり大田さんとの対局
続く

データを活かそう-230924大曽根商店街通り将棋大会-自戦記その2

データを活かそう-230924大曽根商店街通り将棋大会-自戦記
の続き

◆準決勝は大田さんとの対戦。事前研究で棋風が近そうであると感じていた。対局は私の後手で評価値グラフ、一致率などをみると、お互い悪手が悪手を呼ぶ展開だったようだ。50-80手当たりの差し回しは押されている。対局中は自分では攻めが細いけど戦えていると思っていたが、実際は悪かったようだ。序盤互角、中盤大田さん寄り、終盤えんじゅ寄りと言ったところだろうか。序中盤でポイントを稼げなかったのは反省。

1図の角打ちは攻防の手のようで緩手。△5四歩から▲7四角とすると角が取られる展開となるため▲6六歩と若干良くした。△6七角から△7五歩と攻勢に出たのが失敗で、矢倉のように金銀を固めて囲うのが良かったようだ。2図で角を手放したのは悪手だった。

3図では65銀から▲5四銀としているが、▲5四銀打とするところでお互い読み抜けか?4図の桂打ちもお互い▲4六銀を軽視しており、形勢がシーソーゲームしてました。

5図の△6四銀で受けきったと錯覚。▲4二銀からの清算は後手良しと思っていたが▲7六角が痛打だった。実戦は▲5四銀としたため逆転。以降、時間切迫の中お互い決め手を逃し続け6図へ。もうお互い1,2分以下、ここで△5八角で詰みなのに錯覚して△2八桂成▲同飛で大田さん時間切れで私の勝ちとなった。

◆決勝戦は畠山さん。私の後手で相掛かりとなった。変態戦法を期待したのだが普通の展開。評価値を見ると畠山さん悪手0%。変化の余地が少なく自然に指されて負けでした。

ジリ貧になると読んで、普通なら△4三銀のところ1図と仕掛けた。2図とさらに飛車先の歩を合わせる。進んで3図で△4三銀が穏やかだがさらに突き進む。44桂の反撃がいつでも残ってて厳しい。中住まいよりも右玉だったかと思うとすでに修正不能。4図の▲8一飛で受けなしでいいところなく負けでした。

決勝戦はポッキリ折れた感じでしたが大会前に話していた展開となって準優勝でした。
今大会は相掛かり系の将棋が多かった。昔は得意であったのだが、最近の定跡は全然ダメだな。相掛かりで得意な形を作って戦法の幅を広げたい。