先手勝率上昇中

将棋倶楽部24東京道場の勝率調査をしてみました。
ほぼ毎月十傑と高段者レーティング2100点以上の棋譜を収集。 十傑は偏りが少ないよう、1人あたり月50局くらいで収集した。次の結果は年毎の先手勝率。
※2015年は6月までの結果
※対局者の点数差が少なくなるように収集しており点数差400点で点数が低いものが先手になるような棋譜は含まない。

年  十傑 高段者
2015 0.582 0.539
2014 0.530 0.529
2013 0.522 0.507
サンプル数はこんな感じ
年  十傑 高段者
2015 1332 1371
2014 2226 2635
2013 1316 1666

150717

2015年は十傑の先手勝率が非常に高い。
原因を究明に思いつく局面検索をしてみるがよくわからなかったが、大雑把ではあるが図のような10手以内に角換わりでは大幅に先手勝利が高いことがわかった。

初手▲5六歩対策

初手▲5六歩!中飛車からいつでも5筋の歩を交換する形になり、居飛車としては常に警戒が必要である。そこでお勧めなのが2手目△4四歩!狙いは右図のように△4三金を間に合わせるためである。後手が振り飛車党なら△4三銀から向飛車に振りやすくなる。
居飛車は下図のような穴熊が狙いである。早々に穴熊宣言をするような指しまわしだが、形を限定させたと思えば悪くないと思う。

150716-3

四間飛車対策@左美濃

今期第28期竜王戦で藤井九段が竜王戦決勝トーナメントに進出したためか、純正四間飛車に遭遇する割合が増えた。
私の対策は昔ながらの天守閣美濃。普通組もうとすると4筋の位を取られるため、左図のように早めに△4四歩として四間飛車の左銀の様子を見つつ居飛車は右銀を引き付け右図の天守閣美濃完成!
ここまで組めれば、作戦勝ちである。

将棋まんが@駒ひびき 3巻

10巻くらいまでは行くかなと思っていましたが残念ながら3巻で最終巻を迎えてしまいました。副部長の棋風はわからずに終了。3月14日の「駒ひびき」イベントで、原作のさがら先生とお話した際、ユズの活躍に期待していると伝えたときの反応が微妙だったのは連載終了が決まっていたからだったのかなと。

アニメイト、ゲーマーズなどでは初回限定特典もあるので、購入前に、下調べするのがいいでしょう。

名南将棋大会

150712

アマレンレーティング月例会 会場の紹介

名南将棋大会
会場は南生涯学習センター
JR笠寺駅からすぐ日本ガイシホール北側

毎月開催され2015年7月現在はレーティング1400以上と以下で日程が別れています

主催者は県代表経験もある関さん
大会ブログの更新も頻繁にあり
大会で見かけた局面から次の一手を出題しています

名南将棋大会ブログ

2016年3月7日 地図を追加

四間穴熊対策

2015年の王位戦挑戦者は広瀬八段。四間飛車穴熊で一躍有名になったのも5年前の話。
四間穴熊対策には左美濃から銀冠に組んで対抗していたのだが、広瀬八段の活躍からは左図のような△6五歩型が激増。居飛車は▲6六歩からの反発が一般的だが、不満に思い研究してみた。

左図から▲6八銀?▲7九銀ー▲8八銀と引き寄せ振り飛車に玉頭を攻めさせる。
▲5五角?▲6四角から▲5三角成を見せて右図の▲7三歩!出来すぎな局面だが、将棋倶楽部24三段クラスでも有効だ。
広瀬八段の著書でも△6五歩型に力を入れて解説している。▲6六歩を反発しなければ振り飛車の銀活用が難しくまた金も浮き易い。相手にしない方がいいように思うがどうだろうか?

途中の▲8八銀では▲6八金右の方が離れ駒が無く本筋だろう。

横歩取り △4五角戦法対策☆その1

江戸時代からある定跡、横歩取り△4五角戦法
定跡手順は図の▲8七歩に変えて▲2四飛であるが
私は▲8七歩を多用している。
「羽生の頭脳」には左図の局面で後手有望と書かれているものの具体策は書かれていない。
実戦の採用率をデータベースで調べてみることにした
※データベースは個人的に将棋倶楽部24 2000点以上を中心に収集している棋譜データベースです。

○2014年
全12015局中、左図の一手前まで44局
そのうち▲8七歩としたのは3局

○2015年
9130局局中、左図の一手前まで33局
そのうち▲8七歩としたのは1局

激レアであるw
この2年間で4局あるうち自分の対局が2局www
左図以下よくあるのが
△7六飛▲7七銀△同飛成▲3二飛成△同銀▲7七桂 右図
次の▲6五桂で後手がほぼ受けが無い不思議w

左図の対策について書かれている書籍は自分の持っているものでは、「横歩取りは生きている」だけである。
自分の土俵で戦えること間違いなしのお勧め戦法だ♪