「タイトル戦」カテゴリーアーカイブ

愛知のタイトル戦対局場☆21世紀分

2001年から2016年3月までの7大タイトル戦の宿、対局場をデータベース化してみました。目的は、家族旅行でタイトル戦の会場になった場所の近くへ行った際、見逃さないためである。

地元愛知をチェックしてみると4か所。ホテルフォレスタは2005年以降ほぼ毎年棋聖戦の会場になっている。銀波荘もほぼ毎年だが、毎日新聞系の名人戦、王将戦と中日新聞(三社連合)系の王位戦が行われている。

個人的な来訪状況は次のようになっている

  • ウェスティンナゴヤキャッスル:前職の創立記念で利用
  • 粛海風:従妹の結婚披露宴で利用
  • ホテルフォレスタ:大盤解説会で数度来訪
  • 銀波荘:行ったことない

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第74期名人戦第1局の横歩取り

第74期名人戦第1局▲羽生名人ー△佐藤天八段戦。手元のデータベースで棋譜研究をしてみました。データベースは2016年収集棋譜とそれ以前に収集していたものの2種類で研究した。先手+後手が総対局数と合わないのは千日手、中断局があるためである。

A:2016年収集棋譜 5436局?▲2787?△2536
B:2015年までの収集棋譜 120582局59633?59458

◎第1図△3三角まで
A:309局(5.68%)187?119
B:6176局(5.12%)3163?2970
・横歩取り△3三角戦法となる割合は若干増えているかなというレベルのようです。

◎第2図△7二銀まで(割合は第1図から第2図となる割合)
A:74局(23.95%)42?32
B:178局(2.88%)99?79
・2016年の横歩取り△3三角戦法の1/4は第2図となるようだ。割合が10倍違うのは、以前は△8五飛戦法や中原玉などが主流だったためと考えられる。

◎第3図▲3六歩まで
A:2局2?0
B:1局1?0
・名人戦第1局で現れた局面なのだが、実践例がほぼないことに驚いた。先手を持った羽生名人が勝っているため今後増える可能性がある。ただ類似局面として第3図から居玉、▲4八銀型の山崎流の将棋はB:17局13?4と先手が圧倒しており、掘り下げても後手にいい展開は少ないのかもしれない。

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ホテル九重☆静岡県浜松市

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3月の連休を使って静岡県浜松市の浜名湖畔にあるホテル九重に行ってきました。第47期王位戦 羽生ー佐藤康光戦、第57期王将戦 羽生?久保戦の対局が行われました。

160320-4スマホでの撮影のためわかり難いかもしれないが、すごく開放的なロビーに感動します。

160320-3曇り模様のため微妙な写真ですが浜名湖が見渡せます。

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予約なしでも利用することができ、浜名湖名物のうなぎ料理を食べてきました。ちょっと豪勢にひつまぶしを頂いちゃいました♪

日帰り旅行だったため、温泉は利用しなかったが、今度行くときは利用したいと思う。近くには遊園地 浜名湖パルパル、動物園、フラワーパーク、ロープウェイなど遊びどころ満載なところです。

将棋会館☆東京

東京の将棋会館へ冬コミのついでに寄ってみました。年末ということもあり売店はお休み・・・。道場は時間の関係で寄らず、本当に写真だけでした。今回スマホのナビを利用してみると、山手線原宿駅からも近いことが判明。今まで千駄ヶ谷駅から歩いていましたが、新しい発見があっていい経験ができた。

タイトル戦の会場としても使われることもあり、今回タグに「タイトル戦」を追加してあります。

来月から第2期工事があるらしく、もし行かれる方は事前に将棋連盟のHPをチェックして行くことをお勧めします。

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電王手くん

2014年にホテルフォレスタ(愛知県豊田市)にて行われた第85期棋聖戦第2局に電王手くんが登場!大盤解説会場出てすぐのロビーに設置されデモ運転もしていました。開発者の方も一緒に居たので当日はお話もでき、その模様はぷらちな2014年夏増刊号に掲載しました。
写真をみてわかるように、将棋盤は普通のように見えるが、動かないようにしっかりと固定されている。少しでもずれると調整が大変とのことでした。また駒台もかなり広いのがわかります。
2014年夏増刊号には奥さんに電王手くんの4コマ漫画を4本描いてもらいました。

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第56期王位戦第3局の横歩取り

王位戦第3局は横歩取り。最近は先手では青野流、後手では横歩取らせ△2三歩戦法を多用し流行に詳しくなかったのだが、左図では▲7七角というのが流行らしい。

左図の局面は10841局中34局▲12勝△22勝。ここから▲7七角への分岐は11局▲5勝△6勝。流行に?を付けたくなるが十傑のみで調べてみると左図は12局▲7七角への分岐は8局。十件は対局者数が少ないことから人による偏りかと思ったのだが、採用者に偏りは感じなかった。

狙いは右図のような先手陣。低く堅く囲う狙いである。今後、一般にも広がる戦法だと思う。

ちなみに王位戦とどこまで同一局面があるのか調べてみると右図の36手目まで一緒でした。

彩向陽@三重県菰野町

さくら総合研求会10周年記念合宿で利用した三重県菰野町「彩向陽(いろどりこうよう)」。旧名の「グランドホテル向陽」の方が馴染みが強いかもしれない。

合宿で利用した部屋が丁度タイトル戦が行われたこともある「丹頂の間」だったらしく貴重な体験ができました。御在所ロープウェイもすぐ近くにあり、1年を通して観光を楽しむことができる。

ホテル内にはタイトル戦の際に揮毫された色紙もあり温泉、食事、観光と楽しめる宿でした。

ホテルフォレスタヒルズ@愛知県豊田市

名人戦が終わり棋聖戦の開幕だ!
ここ数年、棋聖戦では豊田市のホテルフォレスタヒルズが良く利用されていたのだが、本年は誘致がなく、昨年の写真ですが紹介します。

豊田自動車で有名な豊田市の丘にあり、豊田グループの保養地にもなっているようです。行かれる際は車での利用が便利です。

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タイトル戦は館内の和食レストラン「和処花乃里」をを貸し切っていました。写真にある大広間で行われたそうなので、大人数の予約以外では利用することは困難かと思われますが、タイミングが合えば、見学させてもらえそうです。

2014年の棋聖戦では、おやつに洋菓子スポンサーが付き会場で販売もされており、佐藤九段のサインも頂きました♪また、電王戦で有名な電王手くんの開発がトヨタグループのデンソーということもあって、生で動く電王手くんが見られ、開発者の方ともお話しすることもできました。

浮月楼@静岡県静岡市

第73期名人戦 第4局が静岡県静岡市の「浮月楼」にて行われる。15代将軍:徳川慶喜の屋敷跡で、現在は結婚式場としても使われている。静岡駅からも近く交通の便も良い。

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下の写真は第72期A級順位戦最終局に撮影したものです。5局一斉の解説会が行われ、観戦者も多く2会場で解説会が行われました。片方はプロジェクターを使用し、もう一方はアナログの大盤解説。今期名人戦解説会でも観戦者多数の場合は2会場で解説会を行うとのこと。

しぞぉかおでんの青葉おでん街も徒歩圏内あり、お勧めです♪

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