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まんが@盤上の詰みと罰 2巻

盤上の詰みと罰(2): アクションコミックス/コミックハイ!

2015年11月12日に「盤上の詰みと罰 2巻」が発売されます。そろそろ2巻の発売かと調べていたら掲載誌休刊と知り、どうなるのか不安になりましたが調べたところ、来月無事発売されるようです。作者の松本渚先生のツイッターに詳細があります。

まんが@盤上の詰みと罰 =以前の記事

将棋世界2015年11月号

将棋を本格的に初めて四半世紀が経つが初めて将棋世界を購入しまてしまった。10月3日発売の将棋世界11月号。

駒ひびきの原作者、さがら総先生と高橋九段の対談があったからである。対談の記事内には、ここ最近の将棋漫画、小説一覧もあり、アマレン2015年10月1日発行の302号内、「データを活かそう」で紹介した漫画ともろ被りwww

3手目▲7五歩 先手石田対策

左図の先手早石田に久々遭遇。
※後手居飛車が自分です

左図から後手からの角交換があり先手石田流が上手く行かないとされており、通常は左図の▲7八飛に変わり▲6六歩がよく指されている。
左図の出現割合は

2014年までの207625局で
205局0.0987% 97-101中断7

2015年収集棋譜 9828局で
7局0.0712% 2-5

左図から数手進んで右図。ここから後手の主要作戦は3つ。※2014年までの棋譜データから
△7三歩 74局 35-36 中断3
△6四歩 15局 5-10
△9二飛 13局 7-6

出現割合の多い△7三歩は意外なことに五分五分
後手居飛車も最善を指しきれずにいい勝負となっているのだろうか?

私のお勧めは△6四歩である。△7三歩の変化では馬の活用が難しく歩損してでも馬を引いた方がいいように思う。
また、将来の△6六歩が好手になりやすいのもいいところだ。

横歩取らせ飛車素抜き戦法

横歩取りの後手の作戦で左上図の△4四角がある。次の△8八角の殺到があるので▲8七歩と受け、△7六飛▲7七歩△7四飛 右上図として、次の△7七角成からの飛車素抜きが受けにくい。結論から言うと飛車を素抜いても先手良しが定跡。詳細は「B級戦法の達人プラス」に書かれている。
データベースを調べていて気になるのが左上図から▲8七歩△8四飛の左下図への変化。今度は飛車の素抜きではなく金銀と飛との2枚換え。上の変化と同じように進むと右下図へ。手番は先手にあるものの感覚的に気持ち悪い。初段までなら十分通用しそうな変化であると思う。

PCソフト「激指」で検証したら左上図では▲9六角、左下図では▲2二歩で先手良さそうと出たw

嬉野流に初遭遇

先手専用の戦法と思っていたが、後手の嬉野流に遭遇。
経験上、引き角や鳥指し対策と同様中飛車からの速攻5筋交換が有効では無いかと考えているが、塚田スペシャル風に指してみました。ただゆっくりしていると2枚銀で押さえ込まれるため、飛車先交換は相手が飛車先以外の歩を突くのを待ってから決行!右図で1歩得確定。実際に指してみると手作りが難しいことを実感。研究の中でいい手を見つけたい。

手元のデータベースでは初手▲6八銀はあるものの狙いは変則的な中飛車が多く、嬉野流となるものは2014年末くらいから、2015年の出現数は9828局中35局であるが、使い手は少ないようだ。

角換わり早繰り銀

実戦から後手だったのだが、相手の方針転換もあり珍しい左上図の相早繰り銀の同型となった。今でもたまに読み返す「超急戦!!殺しのテクニック」を思い出しながら進めて右上図へ。ここから▲2三歩成△同金▲2六飛△2四歩▲3五歩となり、おかしいことに気づく。次の▲4五角が受けにくい・・・。実戦は何とか誤魔化して勝ち。対局後本を読み返すと、右上図で△2六歩ではなく△2七歩▲同飛△2六歩▲同飛△4四角から左下図。△4四角が好手で香車を取り▲2三歩成からの反撃に竜取りの△2二香!右下図の△2二香は記憶の中にあったが実現できずでした。

参考にしている棋書は1988年発行。定跡が進歩しても第一線で使える良書である。

角交換四間飛車破り

角交換四間飛車には屋敷九段の定跡書を参考に急戦で対抗している。
囲いが薄く感覚的に指しにくそうな手順もあるのだが、長年、対振り飛車は急戦を指し続けていたので自分の棋風にも合っていました。この定跡書入手以降はいい戦果を上げている。
左図の角打ちが定跡書に載っていない手。実戦は以下

▲2六飛 △2二飛 ▲7七銀 △2四歩
▲同歩  △同銀  ▲6六角 投了まで

右図の▲6六角が痛打で後手陣は受けがない。△2四歩が指しすぎの敗着。対局後、激指で検証したところ左図の△5四角が疑問手。さらに続く▲2六飛も疑問手らしい・・・。本筋は左図からは▲5八金と玉を安定させて角をいじめていくのが良いようだ。

四間飛車対策@左美濃

今期第28期竜王戦で藤井九段が竜王戦決勝トーナメントに進出したためか、純正四間飛車に遭遇する割合が増えた。
私の対策は昔ながらの天守閣美濃。普通組もうとすると4筋の位を取られるため、左図のように早めに△4四歩として四間飛車の左銀の様子を見つつ居飛車は右銀を引き付け右図の天守閣美濃完成!
ここまで組めれば、作戦勝ちである。

将棋まんが@駒ひびき 3巻

10巻くらいまでは行くかなと思っていましたが残念ながら3巻で最終巻を迎えてしまいました。副部長の棋風はわからずに終了。3月14日の「駒ひびき」イベントで、原作のさがら先生とお話した際、ユズの活躍に期待していると伝えたときの反応が微妙だったのは連載終了が決まっていたからだったのかなと。

アニメイト、ゲーマーズなどでは初回限定特典もあるので、購入前に、下調べするのがいいでしょう。