将棋倶楽部24の棋譜収集を2000年頃からしているが、2018年7月頃の将棋倶楽部24のバージョンアップにより対局者名の後ろにレーティングが表記されるようになった。棋譜を見返す分にはレーティング点数があったほうが資料としての重要度の指標となるのだが、棋泉に棋譜取り込みをすると上画像のように対局者名が長くなってしまう。
かつて24万局集という将棋倶楽部24の棋譜集が出版されたがその際にレーティングは別の行にまとめられていた。24万局も入力したとは考えにくいので何かしらの裏技があるのではないかと思うのだが、今のところ不明である。棋泉には駒柱検索機能など変な技があるのであると信じたい。
2018年7月21日のアマ名人戦A級(有段者クラス)に参加しました。勝っても負けても5対局でき1日楽しめる。やはりと言うか小学生多いなー。1回戦は小学生との対局で、えんじゅの後手番。
初手▲5六歩に少考して△5四歩!自分は居飛車党であるが相中飛車を採用してみた。先日初手▲5六歩に対して△5四歩が勝率が高い傾向が有るようだ。対局数は44/646であったが勝率は6割強あったため将棋ウォーズでも指していた。ちなみに将棋倶楽部24十傑では相中飛車ではなく三間飛車で対抗していることが多い。
お互い駒組みが進んで第36手でいきなり決戦。端の交換がある分△6四歩でも十分と思ったが△5七歩としてみた。
さらに進んで▲5五角の王手桂取りを食らうものの△6四金から上部を厚くし角飛交換が実現して、と金製造に成功。以降は2枚飛車を活かして1回戦は勝つことが出来た。
2018/5/18の竜王戦 船江六段-藤井六段戦は25年ほど前に読んだ定跡書にあった美馬棒銀でした。狙いはリンク参照
美馬棒銀対策は手持ちの定跡書によると米長永世棋聖の△7四歩がある。後手は先手の7八金省略に対抗して右銀を動かずに第1図から△7五歩▲同歩△6五角(第2図)が狙いである。攻め合いとなったとしても後手は飛車に紐がついている。
竜王戦では第2図となるかと思っていたら予想外の第3図の△4五角!自分の実戦でも△5四角しか経験がなかったので衝撃でした。将棋ウォーズで月に1,2回ほど遭遇する局面なので今後この対局を参考に第3図は増えるのではないかと考えています。
第3図となった場合どう指せば良いのかまだ研究できていませんが、▲5六角か▲2四歩がいいように感じます。
何気ない序盤の局面図。△32銀型なら四間飛車、△42銀型なら中飛車、雁木を警戒するところでしょうか?今までの自分の将棋を振り返ると△32銀型には▲56歩と指していたのですが、近年の雁木流行から5筋は突きたくないため非常に悩ましい。そこで直近3年を調べてみると最近の流行はどちらの局面も▲68玉のようである。
対局数推移は下のようになっています。一番下の「2016年まで」は2000年から2016年までの総数である。2018年はまだ4月ということもあり対局数は少ないものの▲68玉が増えていることがわかる。そして勝率も高いのも特徴だ。
これらのデータは2000年ころからコツコツ貯めた将棋倶楽部24の棋譜集より作成しています。
角交換四間飛車も一時期の勢いは無くなりましたが、得意としている人は一定数いるようです。途中おかしくしたけど、仕掛けて駒損なく互角なら居飛車なら大成功でしょう。
角交換四間飛車破り その1、その2、その3、その4
最近流行の雁木に対して速攻で攻めてみました。東海団体リーグで2局。24名人戦でも戦って遭遇率が高いかも。
横歩取り第1図の青野流、第2図の佐々木流、この2つの戦法の採用状況を調べてみました。データは将棋倶楽部24の2000点以上+24名人戦にて収集した棋譜から調べました。
青野流は手元の棋譜を調べてみると1991まで遡り有名どころでは中原名人-高橋九段との名人戦第7局でも指されていたようです。以降もプロ間で細々と指され横歩取りの一変化としてあるようです。佐々木流は2002年第8期24名人戦A級西リーグにありましたが、2002年に3局あるだけで2015年までで合計6局。2016年からは一気に増え2017年には採用が青野流と逆転となりました。2018年はまだ対局数が少なくどうなるか?ちなみに昔ながらの▲3六飛と引くのは2017年では287局あり、佐々木流の比重も高い。横歩取り△3三角を指すなら対策が必須な戦法と考えていいだろう。
将棋倶楽部24の棋譜保存法@その1
将棋倶楽部24の棋譜保存法@その2
久しぶりの将棋倶楽部24の棋譜収集について。本日2017/11/28に棋譜収集をしようとしたところ、フリーソフト「ワンタッチキーボード」が使えなくなっているため「棋譜閲覧」ウィンドウをみたところ、レイアウトの変更がありました。赤丸の「棋譜」ボタンが以前よりも右寄りになっていたためである。座標修正したらいままでのように使えて一安心。設定とかはあまり触らないので、直すのも一苦労でした。
状況により横歩を取ったり取らなかったり、第1図の▲5八玉が近年まれに指されることがある。ここから単純にお互い横歩を取りあうと▲8四飛が王手飛車の筋に入らないため後手は△8二歩とあやまることになり、不満がある。どう指すのがいいのだろうか?
迷った時の勝負術で民明書房刊、禁断の鏡合わせを多用しているので△5二玉とすると、第2図の変化がある。相手に角を打たせたことに満足して第2図から△2三歩もあるかなと思っていたが、調べてみると第2図から強く△8九飛成▲2二角成△1五角!第3図。
第3図から先手は飛車を逃げにくい。▲2五飛は△3三桂、▲2八飛は△2七歩から飛車を封じる。第4図のように2枚換えと進め、△2八歩が大事な一手。
ここ2年ほどの将棋倶楽部24の棋譜を調べているが2016年は第3図で先手が高勝率なのだが、2017年からは激減。激減理由は2016年当初、第4図の△2八歩で△8六桂と攻めあっていたのだが、後手の角を狙う▲2五歩があった。第4図の△2八歩があると▲2五歩の瞬間、△2六飛の反撃があり先手が面白くないようだ。
第22期24名人戦終了。本選三段aにてリーグ1位優勝することができました♪リーグ優勝は24銀河戦以来、今年は厄年だけどいい年になるといいな♪
本選が終わり初段以上の棋譜を収集、結果を表とグラフにしてみました。勝率の算出は勝敗のついていない「その他」を除いたものである。「その他」は千日手、中断などだ。
六段と七段は後手勝率が高いのは予選に引き続いている。週別を見ると五段?三段が序盤に対局数を伸ばし、六段、七段は横ばいである。六段、七段ではペース配分を考えてじっくり指すタイプが多いということだろうか?
愛知県を中心に活動する将棋も指すサークル@通称:さくら総研